【遺品整理の詐欺に注意】騙されないためにできる対策(その１)

2022年10月5日

横浜の遺品整理想いてです。

高齢化が進む現代社会において、遺品整理はすっかり有名な言葉になりました。
地方のご両親と離れて暮らす方も多く、遺品整理サービスの利用者も増えています。

それに伴って、業者とのトラブルや詐欺被害を多く耳にするようになったのもまた事実です。
実際に業者に依頼しようと思っても、しっかりとした業者が来てくれるかどうか、不安になりますよね。

そこで今回は、遺品整理で被害に遭わないためにできる『簡単な対策』をご紹介します。

最近増えている被害とその対策

対策を紹介する前に、まずはどのような被害があるのか見ていきましょう。
主な被害内容を知ることで、よりイメージしやすくなります。

遺品整理が終わった後に、高額な料金を請求される被害です。
本来は、遺品整理をする前に必ず『見積もり』を立てて、その金額通りの請求をします。

しかし、悪徳業者は見積もりをしたとしても、遺品整理の終了後に様々な追加費用を上乗せて請求するのです。
そのさいに、遺品整理について詳しくないお客様に漬け込んで、いかにもまっとうそうな理由をつけます。

「見積もりより高くなったけどそういうものなのかな？」
「私は何も知らないし、プロが言うならそうなのかな？」

このように、不当な請求をされても支払ってしまうケースは決して少なくありません。

また、高圧的な態度で断れなくする手口もあります。
そうなってしまうと、怖くなて支払わざるを得ない結果になってしまいます。

○事前に複数の業者から相見積もりを取る（相場を知るためです）

○依頼前に『見積もり以降の追加料金は発生しないか』という確認を取る

○見積もりの段階で不明点を理解できるまで聞く（優良業者は丁寧に教えてくれます）

遺品整理中に貴重品を盗まれる被害です。

現金や貴重品は誰にも見つからない場所に隠されていることが多く、ご遺族でも存在の知らない物を知らない間に盗まれることが少なからずあります。

○作業に立ち会う

○事前に自分で探してみる

○事前に『〜を見つけたら必ず渡してほしい』と伝える

遺品整理業者では『不用品買取』を一緒に行なっているところがほとんどです。
処分する予定のご遺品をリユース品として売ることでゴミとして終わらせず、さらに費用の相殺ができる便利なサービスです。

しかし、価値に対して著しく安い金額で買い取る『買いたたき』というトラブルがあります。
適正とされる相場はある程度決まっています（時期によって変動します）が、その知識がないお客様を騙すトラブルも決して少なくありません。

悪徳業者が『買いたたき』をする理由としては、以下の２つが挙げられます。

価値の高い物を安く買い取りたいから
お買い取りしたお品物は基本的にリサイクル品として再販されます。
その際は『仕入れ』というカテゴリになりますが、悪徳業者は価値のある物だと分かった上でとんでもなく低い買取金額を提示します。
そもそも物の価値がわからないから
物の価値が分からなければ適正な金額を提示できないのは当然ですね。
適正な金額が出せないにも関わらず『高価買取』と謳う業者には注意が必要です。