遺品整理で出てきた衣服の片付け方

横浜の遺品整理想いてです。

遺品整理をしていると、故人が身につけていた衣服が大量に出てくることがあります。
衣服は毎日身につけるため、片付けるものが多くて大変ですよね。

しかし、全て処分してしまって良いのか悩むこともあるかと思います。
故人が気に入っていた、思い出がつまっているなど、衣服にもさまざまなものがあります。

今回は、遺品整理の際に出てきた衣服の片付け方をご紹介します。

片付けを始める前に

衣服の片付けを行う前に確認しておきたいことが３つあります。

1.遺言書を確認する

故人が遺言書やエンディングノートを用意していた際には、衣服について故人の意向が書かれている場合があります。
特に、ブランド品を所持していた場合には「◯◯に買取の依頼をしてみると良い」「△△が服を欲しがっていた」など、片付けのヒントとなる指示がある可能性があります。
故人が何を望んでいたのか明らかになる手段がある際にはきちんとそれらの内容を確認しましょう。

2.親族と相談する

遺言書があった場合には、その内容を親族間で共有することが必要です。
親族の中で衣服を受け継ぐことを約束していた方もいるかもしれません。
遺言書などの書面だけではなく、日常会話でした約束も考慮して、遺品をどのようにするか確認し合うことが必要です。
事前に話し合い共有しておくことで、整理に関する認識のずれを防ぐことができ、親族の協力を得ることもできるでしょう。

3.貴重品が入っていないか調べる

ポケットがついてある衣服については、ポケットの中身もしっかり確認しましょう。
ポケットの中からお金や時計、鍵などの貴重品が出てくることがあります。
特にコートなどのアウター類はポケットが多く、底が深いことが多いので念入りに調べておくと良いでしょう。

衣服を仕分ける

どのような片付けも仕分けをすることから始まります。
遺品整理においても例外ではありません。
特に量が多い衣服は最初のうちにしっかり仕分けを行うことで、その後の片付けをスムーズに進めることができます。

ここからは衣服を仕分ける際の３つの基準をご紹介します。

1.必要な衣服

故人の意向が示されてある衣服や、形見分けの予定がある衣服が当てはまります。
葬儀の前でしたら、副葬品として一緒に納めたい衣服もここに分類しましょう。
整理をしている中で見つけた状態が良く、今後自分で使用したいと思った衣服も残しておくと良いでしょう。

また、ブランド品のコートといった買取が期待できる衣服もここに分類して取っておきましょう。

2.捨てる衣服

インナー類や劣化が進んでいる衣服が当てはまります。
これらの衣服は買い取ってもらうこともできず、譲り受けたいと思う人もいないため、処分しましょう。

3.保留する衣服

特に必要ではないけれど、捨てられない衣服が該当します。
着られる状態ではないけど、故人との思い出がつまっている、誰も着ないけれど、状態が良いため買い取ってもらえるかもしれないといった衣服もここに分類しましょう。
残すか捨てるか少しでも悩んだ際には一旦「保留」に分類して、作業を進めましょう。

保留にした衣服の片付け方

仕分けの段階で「保留」にした衣服も最後には片付けなければなりません。
保留に分類した理由とともに、取ることのできる手段をご紹介します。

1.売れるか分からない衣服

この場合は、まとめて買取業者に査定してもらいましょう。
売れるものは買い取ってもらい、売れないものは処分するという判断ができます。
その際に衣服だけではなく、家具や貴重品という他の遺品も合わせて査定してもらうと、全体的な片付けも一気に進むでしょう。

2.故人との思い出がつまっている衣服

着ることはないけど、捨てるのも辛いという衣服は少なからずあるかと思います。
そんな時は、その衣服の写真を撮影するというのも一つの方法です。
写真に残すことで、その衣服自体を処分しても思い出をとっておくことができます。
また、衣服をリメイクするという方法もあります。
一部を切り取って小物にしたり、毛糸のものであれば一度ほどいてから新しい衣服にすることも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

衣服は故人が身につけていた時間が最も長いものです。
その分、思い入れが強い衣服がたくさんあるかと思います。

けれども、思い入れを理由にそのままにしておくのではなく、故人や親族の意向、自分の希望にそって片付けることが必要です。

ご自身の納得のいく整理を行ってみてください。

想いてではお片付けの相談から承っております。
遺品整理をしていく中で悩みごとがあればお気軽にご連絡ください。

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